永遠の泉 NHKドラマスペシャル
余命少ない妻(奥貫薫)を山で殺害した倉本(小日向文世)。
そんな事件の弁護を頼まれた国選弁護人の山内(寺内聡)。
妻を殺したと自供している倉本の夫婦の関係を調べてみたが
子供のいない夫婦で、とっても仲がよく、奥さんを殺す動機が
見つからない。
弁護人に山内もまた12年前に妻を病気で亡くしている。
自分と妻のことを色々思い出していた。
さすがNHK。
とっても落ち着いて深く、じっくり見せてくれるドラマです。
仕事が忙しく、家の事や母さん(田中美佐子)の事をほったらかしにして
体の具合が悪いことをなんで気が付かなかったと、なじる娘の百合(鈴木杏)。
親子喧嘩になり、酷いことを言ってしまった百合に
山内は、母さんと発病した後、実家の親戚のお通夜に行ったときのことを話した。
「あんとき、母さん、ありがとうって言うたとさ」
「言いたいことも言わんで、黙って尽くしてくれて、ありがとうって」
「その言葉を思い出して救われたとよ」
「死んでからも支えてくれる言葉を残していってくれるなんて、凄かなぁ女は」
最後を迎えようとしてる人から、ありがとうの言葉を聞くと
本当に救われるようです。
お客さんの奥様方は、旦那さんを残して死ねないと言う方が多いです。
男が残されたら可愛そうだと。
皆さん、文句を言うときもあるけど、尽くしてるんでしょうね。
旦那さんを残して先立たとうとしてる奥さんは
どんなに旦那さんのことを心配したことか。
何も出来ない旦那様だとなおさらですね。
文句たらたら言える間が幸せなのかも知れませんね。
まぁ旦那さんを見送った奥様は大きな仕事を一つ終えて
わりと元気に生き生きする傾向にあるようですが(^o^)
藤原新也 原作
『コスモスの影にはいつも誰かがかくれている 「尾瀬に死す」』
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