ドラマ 『ラジオ』 私もイナズマ戦隊応援団
W杯アジア最終予選 日本対ヨルダンの試合が始まる前に
NHKで特集ドラマ 『ラジオ』をやってました。
実際に発信されていたブログを元にドラマを作ったと
読売新聞の試写室で紹介されていたので、思わず携帯に予約録画しておきました。
結局、サッカーが始まらないので、見始めたら
止まらなくて、最後まで見てしまいました。
仮設住宅に引きこもる女子高生「某(ぼう)ちゃん」(刈谷友衣子)。
母親が勤める蒲鉾店四代目・國枝(吉田栄作)が
半ば強制的に女川さいがいFMに連れて行って、ラジオのDJをさせる。
でも、ほとんど何もしゃべれない。
落ち込む彼女に、父親(豊原功補)が、作文が上手だったから
ブログとかを書いてみたらと勧める。
そんな某ちゃんが番組の放送中に突然リクエストした曲。
女川さいがいFMには、似合わないパンクロック。
THE STALIN の 『負け犬』
ラジオを聴いていた東京在住の飛松(リリー・フランキー)から
「スターリンを聴いて昔の仲間に逢えた。あの頃に戻れた。ありがとう」
とメールが届いた。
ずっとラジオの放送中でも黙ってた某ちゃんが
「このCDは流された元自宅の瓦礫の中から取り戻したもので
自分も曲を聴くとあの頃に戻ることが出来る。
ありがとうと言ってくれて、ありがとう」
とマイクを通して飛松さんにお礼を言った。
本当に被災をされた方の心情や状況が凄くリアルに伝わるドラマでした。
がれきの受け入れの問題についても触れてました。
家族で住んでいた家の中の物。
大事にしてた祖母の着物。母のアルバム。
父から貰ったお下がりのドラム。
全部がガレキと呼ばれる。
思い出を汚れた物みたいに言わないで欲しい。
本当に心に刺さりました。
今年の3月11日で2年です。
もう2年?まだ2年。
吉田栄作さんのセリフに『人は見たいものしか見ない』とありました。
確かに震災の記事とかテレビ放送は見てても苦しくて・・・・
3月4日と11日に放送された『鶴瓶の家族に乾杯』の 岩手県釜石市で
立ち寄ったお店屋さんの女性が
「自分は津波に流されてしまい、息子も流されるのを見てしまった。
でも運よく息子は岸に戻されて助かり、自分も何とか助かった。」
なんて明るく話をしてたけど、でも息子さんが流されたのを思い出すと
今でも涙が出てくると話してました。
そんな悲しい出来事はないですもんね。
たまたま助かったけど、あのまま・・・と思ったら本当に怖いことです。
他にも、安全なとこに逃げた方たちが、津波が引く何分かの隙に
海の近くで逃げあぐねた人を助けに、海に向かって走って行った
男の方たちがいたそうです。それも何回も。
少し前にマイケル・サンデル教授が東北大学で白熱教室をやってました。
自分の命の危険を省みず助けに行くべきか、どうかと議論してましたが
その上を行ってますよね。
凄いです。
某ちゃんがブログにガレキの受け入れについて書いたら炎上してしまい
ラジオもブログも出来なくなってるときに
飛松さんが某ちゃんに捧げるとリクエストしてきた曲にグッときました。
『イナズマ戦隊応援歌』
ソーレ ソーレ ソーレ
オレ お前のことは ずっと前からずっと前から見てきたから
オレ お前が流した涙も スゲーいい顔も見てきてるから
だからオレ お前がもう一度夢に向かって走ること決めた時
オレ嬉しくて嬉しくて その日は眠れなかった
オイ!オマエ!がんばれや!
オレがそばで見ててやるから!
ちゃんと見てなくちゃいけないですね。
いいドラマでした。ありがとう。
| 固定リンク
| コメント (2)
| トラックバック (2)
最近のコメント