小説・コミック

2018年12月 5日 (水)

流人道中記 面白い~

今年7月から始まった読売新聞の連載小説 浅田次郎の『流人道中記』
最高に面白いです。
書かれている言葉の意味がわからず、最初の頃はスマホ片手に
検索しながら読んでました。
大まかに言うと、流人を押送している19歳の新米与力・乙次郎と
罪人・玄蕃の珍?道中記です。

新御番組内三番組 青山玄蕃 (げんば)

右之者 先達而 不届至極之行状有之付 切腹可申渡処
父祖代々多年之奉公二参酌致
格別之御沙汰以罪一等減シ改易闕所之上
蝦夷福山 松前伊豆守殿許へ 永年御預之事 仕置申渡候者也

万延元年 庚申七月十六日

寺社奉行 水野左近将監  27歳 
南町奉行 池田播磨守   59歳  (遠山左衛門尉の後任) 
勘定奉行 松平出雲守   39歳

青山玄蕃 (げんば)は姦通罪で切腹を申し渡されたが拒否した。
格式高い御番士のため牢屋にも入れられず
三人の奉行が困った挙句、『大名預かり』という罪を思い付き
蝦夷福山 松前伊豆守殿に頼むことにした。
そこで御奉行が内密に石川乙次郎と田中弥五郎に押送を申し付けた。
だが千住掃部宿で最古参の弥五郎がここまでと逃げてしまい
乙次郎と玄蕃との二人旅となってしまう。
罪人・玄蕃の押送なのに、玄蕃の姿はいかにも家来を従えて
道中に出る旗本の威を備えていた。

挿絵 宇野信哉 読売新聞 2018年11月24日 より
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青山玄蕃   35歳 新番組士 御目見以上の旗本
          妻 と 男子10歳 有り 江戸に置いていく 
田中弥五郎  50過ぎ 南・北町奉行 最古参の同心
石川乙次郎  19歳 先手鉄砲組同心の次男 身分が低いが 
          奉行与力の婿養子に入る
   きぬ    15歳 妻 父が55歳で倒れ床に伏し、急遽 養子をとる
          あまりに幼いため乙次郎と同じ布団に寝ながら何もない

与之介     乙次郎の弟
おせん     乙次郎の妹 べっぴんだが尻軽女
         とんでもない二人で悩みの種

おはま     杉戸宿 ゑびす屋女主人 41歳で未亡人
         玄蕃に7年前に亡くなった旦那の姿を思い出し
         好きだった鰻をふるまった。
得悦      按摩 (佐久山) 乙次郎に殺気を感じ取り、玄蕃に伝えた

乙次郎は佐久山で玄蕃を斬ろうとしたが
得悦の按摩の気持ちよさに和み斬れなかった。

日光 杉戸宿へ泊る (1日目) → 栗橋宿 → 利根川関所 →
宇都宮手前の雀宮の旅籠へ泊まる (2日目)
鬼怒川を渡り 喜連川と大田原の間 佐久山で泊まる (3日目)

江戸から41里来て4日経った。 仙台までは50里まだ半分も来ていない。
茶店の婆さんから、代官所から届いた人相書きを見せられて
危ないから次の芦野宿に泊まるよう勧められた。

大田原→那珂川を徒渡り→芦野宿 那須屋という飯盛旅籠(4日目)


勝蔵 35歳  稲妻小僧こと上州無宿勝蔵 懸賞付きのお尋ね者
         えらの張った四角い顔 獅子鼻 頬に古傷 背中に稲妻

野老山権十郎(ところやま) 賞金稼ぎ 浪人者

お夏  13歳 那須屋の下働き 女将に水揚げするよう言われた
お栄  33歳 女郎 15歳から客を取る古株

乙次郎と玄蕃が泊まる那須屋に、商人になりすました勝蔵と
ここら辺りに潜伏しているのではないかと探す権十郎が居合わせた。
玄蕃は、商人がお尋ね者の勝蔵ではないかと乙次郎に言うが
押送中の身、知らんぷりを決め込むように諭す。
那須屋の女将はお夏に客を取るように言うがお栄がまだ早いとかばう。
代わりに商人を口説きに部屋を訪ねると
塩原の里の隣の家で生まれた幼馴染の勝蔵だった。
6つと8つの頃に生き別れたままだった。
勝蔵は顔の傷を見せてお尋ね者だと明かした。

これからどうなるか本当に楽しみです。面白いわ~
さすが浅田次郎さん。
連載が始まる前に、広重展の東海道五十三次風景版画を見てきたばかりで
二人はあんな感じで旅してるのかなぁなんて想像しながら読んでます。
今回は江戸から蝦夷なので、ちょっと風景が違うでしょうけど(^o^)

2018年7月 6日 (金)

羊と鋼の森 原作

6月中旬にあまり見ていないミュージックステーションが
たまたま映っていたら、なんとピアニストの辻井伸行さんが出てました。
何やら『羊と鋼の森』という映画のエンディング曲を弾いていると言うことで
主演の山崎賢人さんを横に座らせての演奏でした。
今年の金沢の楽都音楽祭での、辻井さんのピアノがあまりに素敵で
いっぺんにファンになってましたが、映画のエンディングを弾いているとは
全然知りませんでした。
これはなんとしても観に行ってこないと!
それにしても原作が宮下奈都さん。
この方の小説は、スコーレを読みましたが、なんでもない出来事の内容なんですが
とっても描写が自然で、頭の中にスッと浮かんできて
本当に読みやすい、のめり込みやすい文章を書くかただと感心してました。
また本屋大賞を取った作品だと言うことで
先に原作を読んでから、映画を見に行こうと思い、amazonに注文。
おととい何とか読み終えて、映画を見れる運びとなりました。
映画の脚本にそのまま出来そうな小説だと思います。

(^_^)//"""""パチパチ

もう見る前から見たような気持ちでいますが、なんとしても
近日中に観に行ってこようと思います。
公式のHPに載っている予告の内容の意味が分ります。(v^-^v) 
原作の内容からいって、多分、ほぼ忠実に映画が出来ているんじゃないかと
予想してます。(^_^;)
どう演じるか楽しみです。
私のイメージと一致してるかなぁ?(^o^)
本を読んでいる時は、主役の外村くんは、もちろん山崎賢人で想像してましたが
あとの配役は全然見てませんでした。
柳さんが鈴木亮平さん。
西郷どんを見てるので、なんとなくイメージが浮かびませんが
でもそこは役者さん。きっとなりきってると思います。
そして板鳥さんが三浦友和さん。
温厚な静かな優しい印象。ピッタリかもしれません。
楽しみです~♪


2018年1月 5日 (金)

『 平成30年 』 仕掛ける

平成30年となりました。
今年で『平成』という年号が終わってしまうということらしく
何だか寂しい気もしますが、良い年になることを願いつつ
また1年間頑張っていこうと思っていますので
よろしくお願い申し上げます。

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お正月はさほど見たいテレビもなく、ずっとずっと気になっていた
『仁礼茜の特命 仕掛ける』 という金沢出身の城山真一さんが書いた
ミステリーをやっと読むことが出来ました。
1日、2日は、時間が空けば読み、昨日は初仕事から帰ってから読み
久々に小説を一気に読むことが出来て幸せでした。
面白かったです。テンポ良く読めました。
ここ何年かは、読売新聞と週刊現代、女性自身の本ばかり
途切れ途切れで読んでいたもので、久々の醍醐味を味わいました。
この『仕掛ける』が発売される前に、城山真一さんの
『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』を2017・7月に読んだんですが
このミステリーがすごい大賞を取った小説で
本当に面白かったです。
やっぱり順番としては、先に『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』を
読んでからの『仁礼茜の特命 仕掛ける』を読んだほうが
絶対良いと思います。

『ブラック・ヴィーナス 投資の女神』のほうは結構金沢近辺が舞台なので
なんだかこそばゆい感じもしましたが、小説でありながら
現実に近くで起きてるじゃないかといような感覚でした。
仕掛けるの方も、思い浮かぶ会社が・・・・(^o^)
そんなことを創造しながら読むのも、楽しいと思います。

主人公は 仁礼茜 と 百瀬良太
依頼され株取引をして、会社の資金を増やしつつ
その中に色んなドラマがあるという感じです。
株取引には詳しくないので、分からないところもありましたが
でも緊張感は分ります(^_^;)
AI?が瞬時に計算して株取引を行う時代らしいですね。
アルゴリズムと言う言葉も覚えました。
これから人間はAIとも対戦することに
なるんでしょうか?

テレビドラマになるとしたら、配役は
栗山千明 と 大人気の 竹内涼真 って感じかな(^_^;)
テレビ局さんよろしくお願いします。

2017年2月13日 (月)

警察の神様 それと・・・

2016年11月から週刊現代で連載が始まった『警察に神様』
著者は現職の刑事 神田明さん。

元国際捜査のエース、衝撃の作家デビュー作!

だそうです。
今も現役ということなので、さすがに内容が濃いというか
先が全く見えないというか、とにかく面白いんです。
実際にあった話しを参考に書いてるんでしょうけど
これはドラマか映画になるなぁと思いながら毎週読んでます。

東京湾に接岸した1隻輸送船のコンテナの中に、36人の女性が詰め込まれていた。海外の人身売買ブローカーから密入国の幇助を頼まれたと砂糖の輸入業者が出頭してきた。殆んどが送還されたが、衰弱がひどく入院が必要なものもいた。もう退院というとき、その中の一人が病院から消えた。

捜査1課の巡査部長 中川慎一郎は、外国人ホステスの失踪事件に異常な執着心を示し捜査していた。その中川が失踪。そして監視カメラから老婆の死体遺棄事件で逮捕された。だがもう少しで出所というところで脱走。

外国人の殺し屋・コンビニ店員殺人事件・謎の外国人ホステス

中川を尊敬する捜査2課の永井と班を組む前田と朝田刑事。そして組織犯罪対策部 国際犯罪捜査係の相田警部補が一連の事件を追う。


その他に読んでいるのが、週刊現代でもう一つ1月から連載が始まった
『新・青春の門 漂流編』 五木寛之

それに女性自身の1ヶ月に1回の連載の
『牡丹色のウエストポーチ』 赤川次郎 定番の小説

読売新聞で連載されているほぼ毎日の
『愛なき世界』 三浦しをん
定食屋さんの店員と研究者の女子との話し。

もう一つ読売新聞で2月から始まった
『落花』 澤田瞳子
これがまた平安時代の話で言葉が難しい
でも、読みやすくて面白い。

そして落花の前に連載されていた 
『R帝国』 中村文則 は、途中まで読んで読み損ねたので
毎日、連載部分を切り取って置いてあります。
SFでしょうか。  
新聞小説って、こつこつ毎日読まないと
大変なことになるんですよね。σ(^_^;)アセアセ...

あと2016年に読んだ小説・エッセイは

読売新聞 2016年1月から連載された
『花咲舞が黙ってない』 池井戸潤

そして家にあった
『約束の冬 上・下』 宮本輝

2016年11月 お客さんから借りた
『九十歳。何がめでたい』 佐藤愛子

こんだけでしょうか。
私の小説覚書ノートにあらすじと登場人物が書いてあるので
たまに読み返すとと、内容を思い出して面白いです。
字を書くことで、多分、脳にもいいだろうし・・・
『魂の沃野』や『落花』なんて本当に使われてる漢字が難しいので
脳活になります。
片っ端から忘れるけど、でもやらないよりましだもんね。
最近、難しい漢字を調べるのが快感になってきました。(^o^)


2016年9月20日 (火)

後妻業の女

ビックコミックオリジナルで『後妻業の女』の連載が始まりました。
10/5号で3回目。全6回だそうです。楽しみに読んでます~♪
もう映画も公開上映されていて、漫画と同時進行です。

後妻の女 公式サイト

9/17号の週刊現代 井筒和寿さんの『映画監督』というコラムに
『後妻業の女』の批評が載ってましたが

『いつも疲れる変な大阪弁の台詞回し』

という題でした。
大阪出身でない俳優さんなので、どうしても言葉のなまりが違ってくるので
違和感があって、笑うに笑えないなんていう評価でした。
関西圏でない人にしたら、大阪弁に聞こえてると思うんですが(^_^;)
なかなか方言のイントネーションを完璧に真似するのは難しいものです。
その他の評価もイマイチ。(^_^;)
この間の『怒り』じゃないけど、ストーリーがわかってしまうと
やっぱり面白くないし・・・・
漫画は11月5日まで掛かるし・・・・
映画は手っ取り早いけどなぁ・・・・・
やっぱり原作が面白そうかなぁ?
と言うことで、この原作となった黒川博行  『後妻業』を
amazonで注文してしまいました。


後妻業
  ↑
ここのページに

『Kindleストアでは、 後妻業 (文春文庫) を、Kindle無料アプリまたはKindle電子書籍リーダーで今すぐお読みいただけます。Kindle電子書籍リーダーの 詳細はこちら』

と出てます。
Kindleアプリで一度見てみようかなとも思ったんですが、スマホを見てると
目の疲れが半端でないので、やっぱり止めて、単行本の中古を買ってみました。
文庫本と同じような価格です。
楽しみ~♪

2016年1月25日 (月)

理由 宮部みゆき

私の読書ノートに読み始めの日付を入れたのが平成25年。
そして今日、やっと読み終わりました。(^_^;)

『理由』 宮部みゆき

と言っても再度読み始めたのが、去年の暮れから。
読書ノートの順番でいくと、多分平成25年6月頃?
もしかしたら申告が終えた後くらいかもしれません。
最初の30ページを読んで、それから気になりつつも
延ばし延ばしになり、それからもう一回最初から読み・・・・
そして去年の暮れにまた最初から読み始めました。

本当に面白かったです。
第120回直木三十五賞受賞作だそうです。

理由 wikipedia

最初、警察への信子の通報から始まった。
現場は、大雨の日のヴィアンダール千住 2025号室。
葛西が地下からエレベーターのボタンを押した。
20階から降りてきたエレベーターが1階で10分近く止まっていた。
やっと降りてきたエレベーターに直径20センチの赤い血が。
救急車の音がしたのでけが人が出たのかと思った。
20階に着き、自宅の2023号室へ向かう途中
2025号室のドアが開いていたので閉めた。
その中に人影を見た。
ビルから人が落ちたとの通報で救急車が到着。
落ちた部屋に行くと小糸家の3人の死体が・・・・・

この事件は、どんな状況だったのかインタビューという形で
詳細が分かっていくんですが、『理由』という題は
そんな理由でこうなったという意味なんでしょうか。
事件に関わった登場人物が全部主役のような・・・・
最終的には、最初に戻る。
本当に変わった手法の小説でした。

2回テレビドラマになってるようですね。
キャストを見ると面白いですね。
綾子の弟役 宝井 康隆 - 菅田将暉 いやぁぴったり!
片倉ハウス 片倉義文- 柄本明  渋いねぇ~
二つとも観てみたいです。

実は、宮部みゆきの『火車』を途中まで読んで
なかなか本題に入らないので、途中でめげて読み終えてないんです。
ネットの反応だと、火車のほうが面白いんだとか。
確かどこかに本があったと思うので、そのうちに(^_^;)

2015年10月21日 (水)

西のぼる「魂の沃野」さし絵原画展

20日に読売新聞に、連載中の歴史小説『魂の沃野』の挿絵をされてる
白山市在住の西のぼるさんの原画展のお知らせが載ってました。
小説のイメージを壊さない本当に素敵な挿絵です。
石川四高記念館で展示されてるとのことで、早速、今朝、一番に行って来ました。

Dsc_0238石川四高記念文化交流館

西のぼる「魂の沃野」さし絵原画展
H27年10月18日(日)~11月3日(火)
石川四高記念文化交流館2階 入場無料

原画はとっても素敵でした。
思ったよりもサイズが小さい絵でしたが
観たらあの時の場面だと思い出す絵も
何枚かありました。
新聞はほとんど色が入ってませんが、色合いも本当に綺麗です。
魂の沃野を読んでない方は、ピンとこないかもしれませんが
四高記念の建物の中も素敵ですので、お近くにお立ち寄りの方は是非どうぞ。

関連行事
朗読会「魂の沃野」(抄)
開催日時 平成27年11月3日(火)14時~15時 
朗読会・・・風李一成氏(KAZARI@DRIVE)
定員・・・40名(申し込み不要・参加費無料)


同じ建物の中に石川近代文学館があって
『うたえ!□詩歌句(シカク)街の仲間たち!』
という企画展をやってました。
□ 詩歌句(シカク)街の仲間たち!って何だろうと昨日調べてみたら
読んだことがなかったんですが、漫画のようです。
 「月に吠えらんねえ」漫画家・清家雪子の原画や漫画の登場人物の
資料が展示されてました。
石川近代文学館は一般大人360円です。

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月に吠えらんねえ 試し読み  □(シカク:詩歌句)街。そこは近代日本ぽくも幻想の、詩人たちが住まう架空の街。そこには萩原朔太郎、北原白秋、三好達治、室生犀星、高村光太郎らの作品からイメージされたキャラクターたちが、創作者としての業と人間としての幸せに人生を引き裂かれながら詩作に邁進する。実在した詩人の自伝ではなく、萩原朔太郎や北原白秋らの作品から受けた印象をキャラクターとして創作された、詩人たちと近代日本の業と罪と狂気の物語。

萩原朔太郎の詩集 『月に吠える』からイメージを膨らませてるようですが
主人公の萩原朔太郎は 朔くん
北原白秋は  白さん
中原中也は  チューヤ
正岡子規は  シキさん
そして郷土の作家 室生犀星は 犀

四高記念館の入り口付近に漫画 『月に吠えらんねえ』の
ガチャが置いてあって、思わず1回100円でがちゃっとやってみました。
主役の朔くんと、漫画では、のっぺらぼうの犀くんが載った
バッチが出てきました。 (上のチラシの写真の真ん中参照)
一番当たりかも知れません。
それにしても室生犀星がのっぺらぼうって・・・(^_^;)
本人がごつい顔つきだからかなぁ?
まぁ分かりやすくていっか!


   

2015年8月25日 (火)

火花

お客さんが貸してくれたた『火花』 
いつ面白くなるのか?と思ううちに終わったという感想を聞きつつ
私も興味深々で読み始めました。

表現が変わってるというか、詩的というか
しょっぱなに出てくる陽射しの表現のところを何回も読み直しました。
詩的です。
そして徳永と神谷の会話が、分かるようで分からないような
それでも、なんとなく分かるような・・・・・
神谷と言う人が難解だけで、それに対応する徳永も
まともなような、まともでないような。
でも、メールのやり取りをする時に、差出人の名前を
全く文脈には関係のない状況を最後に付け加えるあたり
とても漫才師らしくて、気に入りました。
徳永は、思考が面白くて、神谷は行動が面白い。
二人は、それぞれに面白い人間なんですね。
そんな二人の会話が主な小説だから、何気に面白いと思えたのかも。

又吉さんの頭の中で考えた情景を表現する言葉が、凄いなぁと思いました。

『頭の中に膨大なイメージが渦巻いているのに、それを取り出そうとすると
言葉は液体のように崩れ落ちて捉まえることが出来ない。』

『想像力というのは、自分に対する圧倒的な暴力』

林真理子と瀬戸内寂聴さんが出演されてた番組で
寂聴さんが、何か賞を取るだろうと思っていたと言ってましたが
wikipediaよると
芥川賞は、純文学の新人に与えられる文学賞だそうで
文藝春秋社内の日本文学振興会によって選考が行われ
賞が授与されるとのこと。
(文藝春秋社内の日本文学振興会ってところがひっかりますが)
純文学って言うのは、wikipediaの解説によると

「娯楽性」よりも「芸術性」に重きを置いている小説を総称とのこと

芸術性が私に分かったのか、これまた心配ですが
もう一つ授賞した羽田圭介さんの「スクラップ・アンド・ビルド」も
読んでみたくなりました。

本当は直木賞の 『流』 東山 彰良 が一番興味あるんだけどね。

       

2015年1月14日 (水)

『石川あるある』 宮本南吉 著

お客さんが、面白いもの見つけたと言って
本を開いて見せてくれたのが
『石川あるある』 宮本南吉 著  風呂前有・銅☆萬福 画
方言の章 白山麓の白峰では、おれおれ詐欺は通じないというもの。
そうなんです。
白峰は江戸時代、天領(幕府の直轄領)だったため独特の言語文化があります。
まぁ平たく言うと「方言がきつい」ってことです。
自分のことを オレ とは言わなくて 儀等 ギラ 私たちは ギララ
若い世代はギャー とか ギャーラ です。
白峰の場合は ギラギラ じゃないと(^o^) ひっかかりません。
その他、色々載ってたので、思わず買ってきたらしいです。

北陸新幹線が3月14日に開通するので、金沢や石川県に
注目が集まってる今、本を出したのかもしれませんが
一番面白がって読むのは、石川県民かもしれませんね。
観光客に参考になることと言ったら、「気の毒な~」ですね。
気の毒な~は、かわいそうにの意味ではなくて
気を使わせてすみません。というニュアンス。
ありがとうの意味も入ってます。
その他、雪を消すための融雪装置のことが載ってました。
頭からかぶるくらいに勢いよく出てるところもありますが
さすが観光地は、気をつけて調節してあると思います。
でも道が水浸しになったりするので、あまり防水の利かない靴は
駄目かもしれません。
とくに兼六園はどろどろになったりするので、高級な靴は合わないかも(^_^;)
まぁとにかく能登から加賀から色んなことが載ってます。
一番受けたのがこれ

『松井への5連続敬遠をいまだに根に持っている人がいる』

ドキッ  ((((((^_^;)スマン


2014年11月14日 (金)

斥候が出て進む・・・魂の沃野

11月から始まった読売新聞の連載小説 『魂の沃野』
著者は北方謙三さん。画は西のぼるさん。やったーハードボイルド~♪
と喜んだのもつかの間。歴史小説でした。
苦手なんです。歴史が苦手。
言葉使いに苦戦して、諦めてしまうのがいつものパターン。
でも、今回は加賀と越前での戦いの話のようで
白山という言葉も出てきて、これは何としても頑張って
読んでみようと思っているのですが。
やっぱり今日も言葉にひっかかりました。
読み方も分からないし、意味も分からないし・・・

『斥侯が出て進んでいく』

斥侯  せきこう? 広辞苑にも載ってないし・・・・(/_;)
松明 ←これは、たいまつと振り仮名が振ってあったのに
斥侯は何もなく・・・・気持ち悪いけど飛ばして読んでみました。
なんとも気持ち悪い。
しばらくしたら、とっても字に強いいつものお客さんがいらしたので
何気に聞いてみました。

「斥侯 ←これなんて読むかわかりませんか?」

「せっこう じゃないかな。先に偵察に行く人のことやと思うけど」

なるほど♪ 斥侯が出て進む 意味はばっちり繋がります。賢い~

斥侯 (せっこう patrol)または戦闘斥候(せんとうせっこう combat patrol)は、本隊の移動に先駆けてその前衛に配置され、進行方面の状況を偵察しつつ敵を警戒する任務をいう。 Wikipediaより


『富樫政親は1500の軍勢を連れ、一乗谷から山を越えて白山に向かう。
斥侯が出て進んで行く。 騎乗20 荷駄40頭
国境を越え加賀に入った。
槻橋重能がいるのは、もう少し高いところだった。
冬は雪に閉ざされてしまう地域である。』


(ё_ё) えっ?白峰あたりのこと? 北方謙三さん
福井一乗谷 Googleマップ

それにしても言葉に引っかかります。

荷駄40頭 とは (にだ) 馬で運ぶ荷物  ・・・なるほど。

『蓮如の布教が行き渡り殷賑をきわめている。』

殷賑とは  (いんしん) 活気があり賑やかなこと。

何より小説の題名
魂の沃野 (よくや) 地味の肥えた,作物のよくできる平野

Dscf3450本当にちょくちょく聞きなれない言葉が

 (/_;)ョョョ 

登場人物の敵・味方も分かりにくかったので
私なりに相関図みたいなものを書いてみました。
これで合ってるのやら(^o^)

追記
挿絵の西のぼるさんは、珠洲市出身で白山市在住の方らしいです。


2014.12.09  ↓相関図が書ききれなくなったので、ワードで作ってみました。

「tamasiino_yokuya3.docx」をダウンロード


富樫政親と風谷小十郎の関係がまだはっきりしてないから
位置関係がまた変わるかも。


  2015.6.7 追記 登場人物が書ききれなくてHPを作ってみました。
  → はにーわんだーgallery 『魂の沃野』
  魂の沃野 面白いわぁ 地元の話だからかな。
  北方さんの文章が面白いでしょうね。

参考になるHP 
酔雲庵 陰の流れ創作ノート

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