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2005年9月17日 (土)

赤いパンツに願かけて

石川県の長寿1番は109歳。
110歳のお祝いは、珍寿というらしい。珍獣じゃなくて珍寿(ちんじゅ)(^_^;)
111歳のお祝いは、皇寿(こうじゅ)
120歳で大環暦!
二回目の環暦を迎えることからだとか。
誰か迎えた人はいるのかなぁ?
お客さんとそんな話をしていたら、還暦(60歳)の行事の話になった。
金沢では、還暦を迎えたお彼岸の(9月22日)夜中12時に
赤いパンツをはいて(昔はおこしだったとか)
金沢の浅野川にかかる七つの橋を誰とも話さず
黙って一筆書きに渡りきると、年を取ってから下の世話をされずに済む。
と言う風習があるらしい。
   金沢の七つの橋です。(おっちゃんの写真館より)
お客さんも60歳の時にお友達と行って来たとか。
12時過ぎたら、せーので話さず
1回拝んでから七つの橋を渡ってきたらしい。
他にも何人か渡る人が集まって来てて
全部の橋の前で拝んでから渡っている人もいたとか。
はいてる赤いパンツは、娘さんやらお嫁さんから貰うものらしく
静岡にお嫁に行ったお友達に頼まれて、娘さんに赤いバンツを送るよう
電話してあげたそうです。(^_^)
その願掛けした赤いパンツは、洗濯して半紙に包み
水引をつけて、たんすの奥に仕舞っておけばいいらしい。(^_^)
今日の北國新聞に、いくつかの橋を渡って願をかける行事が
沖縄や中国など各地にもあると書いてあった。
馬場公民館は、22日の夜に浅野川で七つ橋渡りを行うようです。
丁度還暦を迎えた方は、取りあえずはやっとくのもいいかも!
私も、その時には赤いパンツで行ってこようo(*^O^*)○

ここで俳句を1句

    『赤こしに 願ひて渡る 秋の川』    

この日誌を読まないと何のことだか意味がわからないだろうね~(^o^)

ituki追記 (9/18)
今日、お客さんに買ってきたばかりの五木寛之さんが書いた
『新金沢小景』と言う本を見せてもらった。
その中に【沈黙の橋】という題で七つの橋を渡る話が出てた。
還暦の時とは書いてなかったけど、決まりとしては
・1つの橋を渡る前後に合掌
・一筆書きのように回り、同じ橋を渡らない
・決して後を振り向かない
・人と口を聞かない
こんな決まりがあるみたいです。(^_^)

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コメント

素敵なお話、初めて知りました。
最近よく梅の橋あたりをぷらぷらすること多いです。
浅野川の静かな感じが好きなんです(*^_^*)

投稿: meguta | 2005年9月19日 (月) 08時59分

浅野川の川べりはとっても素適な場所ですよね。
でも、なかなか行けませんけど・・・・
ちょっと旅行気分で、橋を歩いて見るのもいいですね。

コメントありがとね。(^_^)


投稿: はにはに | 2005年9月19日 (月) 23時58分

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