しりとり『あ』のつく言葉

お客さんの外孫が遊びに来たので久しぶりにしりとり遊びをしたらしい。
4歳になるお孫さんの番が来た。
「あ」のつくもの・・・

「あかちゃんぽすと」

たった４歳の子供がそんな言葉を使ったので
笑うことも出来ず、絶句してしまったらしい。
どこでそんな言葉を覚えたんだろうか？
大人と一緒にテレビのニュースを見ていて
それをまた話題にしてたから、その言葉を覚えたんだろうか。
確かに『赤ちゃん』ではしりとりは負けてしまう。
多分意味はわかってないと思う。
でも、その言葉を聞いてちょっとショックを受けたとか。
私も話を聞いてびっくりした。
とっても悲しい言葉です。
でも、現実にそんなものがあって、この間３人目が
ポストの中に預けられてたというニュースも流れたばかりだ。
そんなポストがある方がいいのか、ない方がいいのか
考えると堂々巡りでキリがない。
どんな親でも親は親。
時々、テレビでも実の親を探す番組があるけれど
いつかは実の親を知りたがるだろう。
その預けられた赤ちゃんは戸籍法では棄児とみなされるらしい。
　　赤ちゃんポスト設置へ　読売新聞
『棄児』きじ。見たことがない言葉。
そんな言葉が戸籍に載ってしまうんだろうか？
２歳まで乳児院で育てられて、それから児童養護施設に移ったり
里親が引き取ったりするらしい。

ずっと前に、自分は養女なんだと言ってた方が

「母親の体の都合、たとえば頭痛持ちとか体の弱いところとか
　そんなものを子供が受け継ぐ可能性が大きいんやだけど
　私はそんなことを母親には聞けないんやわ」

と話してたことがあった。
実の親は実の親。
でも、とってもひどい親なら・・・
子供を放置するような親なら、生まれたての赤ちゃんを
そんなところに入れるような親なら
可愛がってくれる方のそばで暮らした方が
よっぽどいいんだろうか。
でも、そんなポストがなければ入れることもなかっただろうし。
でも、それがあるから命が助かたのかも知れないし。
やっぱり堂々巡りです。

『赤ちゃんポスト』　　悲しい言葉ですね。