布ぞうり完成(かたっぽ)

マスターから電話がかかってきた。

「とくダネで布ぞうりするみたいやし、テレビ見てみんか」

と言う。
去年だったか、一昨年だったかの読売新聞に
『古い浴衣などリサイクル』布草履作ろう
と言う記事が載っていて、それを切り抜いて仕舞ってあったものが
この間、お店の引き出しを整理した時に出てきたんです。

「今年こそ、これを作ってみようか～」

なんてマスターに話をしてたところでした。
残念ながら放送では作り方は紹介されてなかった。(-_-;)がっかり。
　　(趣味悠々じゃないんだから当たり前か）
でも、とっても気持ち良さそうです。
どこだったかの小学校では、学校に着いたらすぐに靴下をぬいで
布ぞうりに履き替えるとか。
子供達の土踏まずの形成が問題になっているらしい。
草履は足の裏のツボを刺激することによって
プラス効果があるのではないかということで実行しているそうです。
実は娘も足が痛くなって接骨院へ行ったら
先生に

「足が痛くなるか？疲れやすくないか？」

と言われ、土踏まずが原因だということで
それを補助する『SORBO』という名前の入った補助するものを
買ったことがあるんです。
それを当てておくと楽だとか。
いまの子達は、履き物が発達してるから
足の形成が発達しずらくなってるのかなぁ？
話がそれましたが、とにかく布ぞうりは楽で涼しく
履きながら台所のこぼれた水を雑巾代わりに
布ぞうりで拭いてたりしてました。
布だから、何回でも洗えるのでいいらしい。
本当は息子の夏休みの自由研究の宿題にどうかなぁ？
と思ってもみたんだけど・・・
やっぱりこれは女の子の工作だよね。(^_^;)
まぁとにかく、家にはもう10年以上前に母親から何か作れと譲り受けた
黄色いTシャツ生地のようなものがある。
　　(まぁこれがあるから、作ろうと思ったのもあるんだけど)
材料はとにかく家にあるんです。(^_^;)
そんなわけでお店から帰って、ご飯を食べてから作ってみることにした。

布ぞうりの作り方（裁縫のベテラン向けの参考）　読売新聞の記事参照
１．荷造り用のナイロン製ロープ（直径約6mm）や丈夫な布をヒモ状にしたものを芯にする。一足分に必要な長さは約2m。手前の輪の部分が上になるよう足の指にヒモ掛けする。
２．輪の部分に裂いた布を図のように巻き付けて3往復ぐらいし、つま先にする。
３．輪の部分に下側の2本を加えた4本（芯）をタテ軸に、裂いた布を図のように編み込んでいく。布は足りなくなったら重ね継ぎする。糸で縫い足してもよい。




４．16～17㎝ほど編んだら、鼻緒を付ける。鼻緒はロープなどを芯にしたハンカチなどを巻きつけて縫っておく。 両端を草履の本体に編み込むように取り付けるのが基本だが、糸で縫ってもよい。
５．最後まで編んだら、下側から出ている2本の芯を手前に引いて形を整える。前緒は麻ヒモなどを芯にして作り、最後に取り付ける。余った芯は裏側で固結びにして切る。



一番最初に鼻緒を作っておいて
黄色に布をとりあえず６㎝幅にあるだけの長さに切った。
とくダネでは、６㎝幅の布を20本用意するって言ってたけど
着なくなった服のハギレを使ってたので、まぁそこは適当に。
私は結局長さ５m使いました。
最初、ちょっと戸惑ったけど、仕組みが分かれば実に簡単！
一足だけ完成しました。(^_^)//"""""パチパチ
どうも鼻緒の調整が一番難しい感じです。
今回、ちょっと長すぎました。
写真はまだ芯のロープの後始末とか
鼻緒の後始末とかしてないので
ゆっくり自分の足に合うように考えてみます。
履き心地は実にいい感じ～♪(^o^)
でも、やっぱりこれは息子の工作には無理ですわ。(>_<)




追記

皇室御用達の草履の鼻緒はこんなんです。なるほど。
ついでに新聞に出てたわらじ。
かかとまで作ってあるみたいですね。(^_^)