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2014年10月 6日 (月)

区葬儀申し合わせ

ずっと留守にしている実家。

「色んなものが部屋に置いたままになっていて・・・・」

と相談すると、近所の方や区の関係者で手伝うと言われ
とにかく家に入れないので、鍵を開けに来てくれとのこと。
私は父の亡骸を弟に任せて、50分くらい掛かる実家に向いました。
午後3時頃、実家に着くと、近所の方やら20人くらい
実家の近くで待っていてくれて
鍵を開けると家に一斉に入って、茶の間に置いてあった卓袱台や
奥の部屋のベット、積んであった布団やありとあらゆるものを綺麗さっぱり
下の座敷から、縁側や漬物部屋、2階の空き部屋に移動させて
入らないものは、向かいのお宅の駐車場にまで持って行って
あっという間に片付けて、私が2階から下に降りて来たときには
もう仏壇の磨きものをしてました。
部屋のふすまを外して広々となり
こんなに物がないのは、自宅で報恩講のお参りをして
ご膳を用意した時以来です。
もう何年前になるんでしょうか。
とっても懐かしい感覚でした。

沢山の人が入って、部屋中を掃く人、拭くひと。
とっても暑い日だったので、隣の酒屋さんに頼んで
お茶と紙コップを用意して貰い、皆さんに飲んでもらうのが精一杯。
お茶を配りながらお礼を言って、5時には完璧に用意出来てました。
父が家に戻って来れたのが午後6時。
それから区の葬儀の申し合わせという決まりごとにしたがって
葬儀社が入ることなく、区の役員の方に色々と段取りを付けてもらい
ご近所の方やらが3日間の家族や親戚のご飯の算段をしてもらい
あれよあれよと仮通夜。本通夜。葬儀。中陰と終わっていきました。


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コメント

ありがたいですね、ご近所の方々。
家族はこういう時、気は張ってるけどぼんやりしていて、アタマが回らないですから。
区葬儀って初めて聞きました。葬儀社が入らなくても段取りできるってのは、よっぽどシッカリ、いろいろなことが決められていて、引き継がれているんだな、と。

投稿: ふくだ | 2014年10月 6日 (月) 14時03分

うちの地元は葬儀の段取りは巻親類(まきしんるい)という親戚筋(遠い近い有り)が集まりその中で亭主役(葬儀委員長)を選出して亭主役を中心に葬儀全般を進めます 葬儀を執り行うのは大変ですよね それに結婚式と違ってお悔みで集まっているのでなかなか・・・

投稿: やきにく | 2014年10月 6日 (月) 19時57分

ふくださん(^o^)丿

どこも昔はそんな感じで葬儀が執り行われてようですが
今は葬儀社もできて、自宅ですることもなくなって
近所へまかないの手伝いに行くことはなくなりましたよね。
白峰という地域ならではの、昔ながらの助け合い精神ですね。

投稿: はにはに | 2014年10月 6日 (月) 23時14分

やきにくさん(^o^)丿

巻親類とか亭主役とか、こちらでは聞かない言葉です。
金沢の葬儀は、葬儀社が大体の段取りを決めてくれて
後は焼香順とかお花やお供物の籠とか、香典の管理とか・・・
大抵は慣れないことばかりなので、短い時間に
決めて執り行うので大変ですよね。

投稿: はにはに | 2014年10月 6日 (月) 23時21分

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