斥候が出て進む・・・魂の沃野
11月から始まった読売新聞の連載小説 『魂の沃野』
著者は北方謙三さん。画は西のぼるさん。やったーハードボイルド~♪
と喜んだのもつかの間。歴史小説でした。
苦手なんです。歴史が苦手。
言葉使いに苦戦して、諦めてしまうのがいつものパターン。
でも、今回は加賀と越前での戦いの話のようで
白山という言葉も出てきて、これは何としても頑張って
読んでみようと思っているのですが。
やっぱり今日も言葉にひっかかりました。
読み方も分からないし、意味も分からないし・・・
『斥侯が出て進んでいく』
斥侯 せきこう? 広辞苑にも載ってないし・・・・(/_;)
松明 ←これは、たいまつと振り仮名が振ってあったのに
斥侯は何もなく・・・・気持ち悪いけど飛ばして読んでみました。
なんとも気持ち悪い。
しばらくしたら、とっても字に強いいつものお客さんがいらしたので
何気に聞いてみました。
「斥侯 ←これなんて読むかわかりませんか?」
「せっこう じゃないかな。先に偵察に行く人のことやと思うけど」
なるほど♪ 斥侯が出て進む 意味はばっちり繋がります。賢い~
斥侯 (せっこう patrol)または戦闘斥候(せんとうせっこう combat patrol)は、本隊の移動に先駆けてその前衛に配置され、進行方面の状況を偵察しつつ敵を警戒する任務をいう。 Wikipediaより
『富樫政親は1500の軍勢を連れ、一乗谷から山を越えて白山に向かう。
斥侯が出て進んで行く。 騎乗20 荷駄40頭
国境を越え加賀に入った。
槻橋重能がいるのは、もう少し高いところだった。
冬は雪に閉ざされてしまう地域である。』
(ё_ё) えっ?白峰あたりのこと? 北方謙三さん
福井一乗谷 Googleマップ
それにしても言葉に引っかかります。
荷駄40頭 とは (にだ) 馬で運ぶ荷物 ・・・なるほど。
『蓮如の布教が行き渡り殷賑をきわめている。』
殷賑とは (いんしん) 活気があり賑やかなこと。
何より小説の題名
魂の沃野 (よくや) 地味の肥えた,作物のよくできる平野
(/_;)ョョョ
登場人物の敵・味方も分かりにくかったので
私なりに相関図みたいなものを書いてみました。
これで合ってるのやら(^o^)
追記
挿絵の西のぼるさんは、珠洲市出身で白山市在住の方らしいです。
2014.12.09 ↓相関図が書ききれなくなったので、ワードで作ってみました。
「tamasiino_yokuya3.docx」をダウンロード
富樫政親と風谷小十郎の関係がまだはっきりしてないから
位置関係がまた変わるかも。
参考になるHP
酔雲庵 陰の流れ創作ノート
| 固定リンク
コメント
「斥侯」、初めて聞きました。それを知ると『斥侯が出て進んでいく』という一文も、すごくイメージが湧きますね!
わたくし、時代物・外国物の名前はまったく頭に入ってまいりません。ほほほ(^^;
ひとつの記号として目にする感じで読むので、ストーリーがおかしくなる時も(笑)。
相関図かぁ・・・私も書いて読もうかしら・・・。
投稿: ふくだ | 2014年11月15日 (土) 21時39分
ふくださん(^o^)丿
良かった~斥候 意味分からない方がいて(^o^)
斥候の意味が分かると、状況がパッと見えて
一気に面白みが加わりますよね~
でも、時代物は本当に分からない言葉が多くてつっかかって(/_;)ゥ
外国物の人名も、カタカナ表記だから印象が薄くて
登場人物の説明書きを何回も見ないといけない。
そんな時は相関図が便利。
まして新聞の連載小説は、前が残ってないので
書いておかないと、頭むちゃくちゃになります。
おじいちゃんにも相関図書いてあげたらいいかも!
写真つきで!(^o^)
投稿: はにはに | 2014年11月16日 (日) 09時42分