火花
お客さんが貸してくれたた『火花』
いつ面白くなるのか?と思ううちに終わったという感想を聞きつつ
私も興味深々で読み始めました。
表現が変わってるというか、詩的というか
しょっぱなに出てくる陽射しの表現のところを何回も読み直しました。
詩的です。
そして徳永と神谷の会話が、分かるようで分からないような
それでも、なんとなく分かるような・・・・・
神谷と言う人が難解だけで、それに対応する徳永も
まともなような、まともでないような。
でも、メールのやり取りをする時に、差出人の名前を
全く文脈には関係のない状況を最後に付け加えるあたり
とても漫才師らしくて、気に入りました。
徳永は、思考が面白くて、神谷は行動が面白い。
二人は、それぞれに面白い人間なんですね。
そんな二人の会話が主な小説だから、何気に面白いと思えたのかも。
又吉さんの頭の中で考えた情景を表現する言葉が、凄いなぁと思いました。
『頭の中に膨大なイメージが渦巻いているのに、それを取り出そうとすると
言葉は液体のように崩れ落ちて捉まえることが出来ない。』
『想像力というのは、自分に対する圧倒的な暴力』
林真理子と瀬戸内寂聴さんが出演されてた番組で
寂聴さんが、何か賞を取るだろうと思っていたと言ってましたが
wikipediaよると
芥川賞は、純文学の新人に与えられる文学賞だそうで
文藝春秋社内の日本文学振興会によって選考が行われ
賞が授与されるとのこと。
(文藝春秋社内の日本文学振興会ってところがひっかりますが)
純文学って言うのは、wikipediaの解説によると
「娯楽性」よりも「芸術性」に重きを置いている小説を総称とのこと
芸術性が私に分かったのか、これまた心配ですが
もう一つ授賞した羽田圭介さんの「スクラップ・アンド・ビルド」も
読んでみたくなりました。
本当は直木賞の 『流』 東山 彰良 が一番興味あるんだけどね。
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コメント
最近、老眼がひどくてですねぇ(笑)。
スマホやタブレットはピュッて字を大きくできていいですよね~(遠い目)。
キャラ的に、羽田さんにすごい興味あります(バラエティ番組に出てるのを見て)。
芸術性かぁ・・・「火花」は難しそう。フワッとした感じがちょっと。
痛快娯楽作品じゃないと理解力が低い私には難しそうだわ(^^;
投稿: ふくだ | 2015年8月27日 (木) 10時13分
ふくださん(^o^)丿
老眼、面倒ですよね。
私も本を離し気味で姿勢良く読んでます。(^o^)
スマホとかも、長く見てると目が痛くなって
八方ふさがりの感もありますが頑張って字を読んでます。
羽田さんって変わった方なんでしょうか?
作家がバラエティに出るっていうのも珍しいですよね。
痛快娯楽(^o^) 事件物
いいですね~
読んでてもテンポがあると、どうなる?って感じで
少しの空いた時間も読んでしまいます。
どこかの図書館では、火花が2年待ちだとか。
それか3時間単位で貸し出すらしく、3時間で
集中して読まないといけないらしいです。
どんだけ人気があるんでしょうね。(^_^;)
投稿: はにはに | 2015年8月29日 (土) 00時03分