林西寺の石垣修復
前回5月25日の定休日に実家へ行ったときに修復中だった林西寺の石垣が
8日の定休日に行ったらほぼ完成されてました。
この時で1ヶ月前から工事に入ってるとお隣さんが教えてくれたんですが
なかなか変則的な石を積み上げて、前のままに戻さないといけないなんて
大変だ~なんて思ってたんですが・・・・
修復中
修復後 綺麗に積み上がりました。
真新しい石垣で、何だか変な感じですが、これからまた
年月を重ねて苔むし、元に戻って行くんでしょうね。
境内から撮った写真 まだ一輪車が残ってました。
壊さなかった左隅の石(苔むして四角い番号のない石)の横もばっちり入りました。
左側の石は四角くて、積み替えた石は丸い自然な石なんですが
何か意味があるんでしょうか?
作った時期が違うのかなぁ?
今まで気にしなかったけど、不思議ですね。
2017年 (平成29年)6月4日 の北国新聞によると、林西寺の石垣は
約130年ぶりに修復されたそうです。
設置時と同じ工法で石を積み直したそうですが、外側の大きな石の中に
細かい石と土を詰め込んであるようでしたが
他にも色んな工法があるんでしょうか。
ちなみに修復前の写真がないかと探してみたらありました。 (2011年)
やっぱり昔から見慣れた石垣です。
新聞の記事では、昭和50年代の豪雪による除雪作業中に重機が
雪と一緒に北側の石垣を持ち上げて、ゆがみが生じたとみられるとのことです。
良く見ると石が前後にがたついてますよね。
昔の石工さんは積み方が雑だったとかじゃないですよね。
少し崩れてきたってことなのかな。
だから崩れる前に直したんでしょうか?
そう言えば、石垣の入り口付近が崩れてたような・・・
とにかく無事に元に戻って、これからまた何十年と
この姿のまま、この場所にあるってことですよね。
石垣といえば、地震で熊本城の石垣が崩れているのを見て、凄くもったいなくて
痛々しくて、がっかりしてましたが、地元の方のインタビューで
また何年かかっても積み直せばいいと話してたのがとっても印象的でした。
20年かかると言われてますが、きっと完成したという日が来るはずですよね。
今から20年後だと私は○○才。多分生きてる思います。(希望)
林西寺 717年(養老元)年 泰澄大師が白山への登拝拠点として開基。石垣は1863(文久3)年の本堂再建に私財を投じた旧白峰村の豪農木戸口孫左衛門が寄進し、少なくとも築造から130年は経過している。昭和50年代の豪雪による除雪作業中に重機が雪と一緒に北側の石垣を持ち上げて、ゆがみが生じたみられる。修復箇所は北側の約13メートルと東側の一部5メートルで、金沢城復元工事に携わった建築士の設計、石工の指導の下、5月上旬から工事を始めた。積み上げられた611個の石を一旦ばらばらにし、その後、石の配置や向きなどが変わらないように再び積み上げられている。 (北国新聞より)
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コメント
石積みってむずかしいけど、やってみると
おもしろいんだよ ^^ パズルみたいで!
ただし、石が重いから・・・ 笑 (^o^)
投稿: やきにく | 2017年6月12日 (月) 18時54分
にくさん(^o^)丿
パズルとなると面白いってのは分かるけど
なるほど・・・・重いわぁそりゃ
小さいショベルカーがあったけど、あれでやってたのかなぁ
時間があれば、ずーーと工事を見ていたかったけど
石工さん、気が散るか(^o^)
それにしても、あのいびつな石が元に戻るってすごいわぁ
さすが職人さん!
にくさんも そんなこともするんだぁ~(^_^)//"""""パチパチ
投稿: はにはに | 2017年6月12日 (月) 23時47分
うわぁ~っ!気が遠くなる~!!
現代の技術をもってすれば、きっちりとした四角の石を削り出して積む方が楽だと思われる(笑)。
適当にギューギュー詰め込むわけにもいかないし。←この発想からして、私は石工にはなれない。
昔の人ってすごいですね。
投稿: ふくだ | 2017年6月13日 (火) 13時48分
ふくださん(^o^)丿
四角石の方が隙間も少なくて、効率が良さそうだけどね。
でも削るのもまた大変な気もするし・・・・
丸い石を適当に積んでいったら、こんな風になったとか・・・
んなぁことないか?
石の方向は交互に向いて積んであるようだけど(^_^;)
その昔の方が積み上げた石垣の写真に撮って
工事現場に貼ってあったので、それを積み直すほうが
難しいそうな気がします。
私も同じく石工にはなれないです。
適当にしてしまいそう(^o^)
投稿: はにはに | 2017年6月14日 (水) 00時11分