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2023年8月24日 (木)

『等伯』安部龍太郎著

七尾美術館の長谷川等伯展の絵と一緒に安部龍太郎さんが書いた

『等伯』という小説の1ページ目の原稿用紙も展示されていた。

その『等伯』上・下巻を読んでみた。

舞台は七尾から始まる。

そして敦賀、比叡山、京、堺、そしてまた京へと戻る。

畠山家や狩野派、織田信長、豊臣秀吉に振り回されながら

長谷川派を作り上げていった等伯。

本当に面白かった。

5月に観た時は、等伯展というのに、祖父や弟子の絵も沢山あって

なんとなく残念に思ったのに、今となっては等伯を知るうえでは

必要な展示だったのかなぁと思ったりした。

朝倉家の一乗谷には、一度だけ行ったことがあるのでイメージが出来て

これまた良かった。

もう一度等伯展にも行ってみたいし、一乗谷にも行ってみたい。

よく考えたら一乗谷に行ったのも『魂の沃野』という小説を読んだからだった。

そして今年10月に能登演劇堂で  無名塾「等伯 反骨の画聖」 というお芝居を

やるようなので観に行くことにした。

能登演劇堂に入ったことがないので楽しみ~♪

HPに簡単な概要が書いてあるけど、今読んだばかりだから大体の内容は分かる。

それがどこから始まって、どんな感じで表現されるのか楽しみ~♪

っていうか安部龍太郎さんの小説が原作のお芝居じゃないから

私の思っているのとは違う感じになるのかも。

とにかく誰がお芝居に出てくるのか、ちょっと予想してみた。

 

長谷川又四郎 信春 (等伯) 絵仏師 奥村家から婿養子に入る 

長谷川静子 妻

長谷川久蔵  子

長谷川宗清  義父  絵の師匠

長谷川 お相 義母

長谷川無分  義祖父 絵の師匠

長谷川宗高    長谷川宗清の弟

長谷川宗冬  宗高の子

 

奥村文之丞 信春 (等伯)の父 畠山家を守ろうと討死する

奥村武之丞 奥村家 長男 信春 (等伯)の兄  畠山家の再建を目指す

畠山義綱  能登から追放される

三条西 夕姫  畠山義綱の娘 京都の三条西家に嫁ぐ 畠山家の再建を願う

 

朝倉義景 越前一乗谷 起請文を持ってくれば畠山家再建に手を貸すと言う

 

狩野永徳 狩野派 絵師

狩野松永 永徳の父

 

織田信長

豊臣秀吉

豊臣鶴丸 秀吉と淀の嫡子 

石田三成

徳川家康

 

千利休  茶人

古渓宗陳 僧侶 千利休の禅の師 朝倉家出身

春屋宗園 大徳寺 禅の師

 

近衛前久 御家門 幕府を立て直そうとする

前田玄以 京都所司代 信春に恩を感じている

 

長谷川清子   

長谷川久太郎

長谷川新之丞

 

パンフレットを見たら無名塾の俳優さんが男性9人と女性2人出てる。

女性は静子と清子かな?夕姫か?(^_^)

等伯 久蔵 奥村武之丞 秀吉 千利休 

近衛前久 前田玄以 狩野永徳 古渓宗陳 (^_^;)とみた。楽しみ♪

 

東京国立博物館 松林図屛風

和楽web 小学館 長谷川等伯とは?

京都 本法寺

小説 等伯より

本法寺に納めた『仏涅槃図』を見に行くことにした。息を引き取ったばかりの釈迦のまわりに五十五人の弟子や縁者諸天たちが悲嘆にくれている。象や獅子、虎や犬まで悲しみ頭をたれている。その絵の中に自画像も描き入れた。一番左の沙羅双樹の根本に座り込み緑色の僧衣を着た頬杖をついている男がそれである。

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コメント

ほうほう。展示物と小説と舞台。
それぞれが繋がっているけれど、着地点は違うようで読めない辺りが楽しみですね。
演劇堂は背景もガッと開く仕様と聞きます。
どう活用されているのか、開かないのか、それも楽しみ。
それにしてもはにはにさんはいろいろな分野に興味を広げて、素晴らしい!

投稿: ふくだ | 2023年8月26日 (土) 20時09分

ふくださん(^o^)丿

小説を読んでから見ると表現されてない部分がたくさんあって
良いやら悪いやらって感じですが、それもまた楽しみです。
何と言っても能登演劇堂なので、何としても
後ろを開けて欲しいですよね。無理かな?

お店をしてた時と違って、時間があるので最高です(^^)v

投稿: はにはに | 2023年8月27日 (日) 21時30分

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